投稿者: yokoi

DSCF3474

ウィリアムケイデンヘッド社はG&M社と並ぶ老舗のボトラーズ。

1842年にスコットランド・アバディーンで設立。
キャンベルタウンのスプリングバンク蒸留所と同資本で経営され、ケイデンヘッド社のヘッドオフィスもキャンベルタウンにあります。

冷却濾過により取り除かれてしまうウィスキーの旨みを残す為のノンチルフィルタリングや、樽出しの度数をそのまま味わう為のカスクストレングスといった、現在では主流となっているボトリングの先駆者です。

左はシャルパンティエ社、プティシャンパーニュの原酒を2015年にカスクストレングスで詰めたアーリーランディッドコニャック。
右はメゾンガーブ社の原酒を2007年にカスクストレングスで詰めたアーリーランディッドコニャックです。

DSCF3478

こちらもボトラー大手1895年創業の最も歴史の古い老舗の一つであり、また現在世界で最も知名度の高いボトラーであるゴードン&マクファイル社。

シャトー・ポーレの1968年ヴィンテージの原酒を自社で用意した樽に詰めてもらい、自らのセラーで熟成後、ボトリングした貴重品であります。

1968年1月29日蒸留、カスクナンバー6&7の樽より1999年にボトリングされた31年熟成品です。

どうぞお試しください。

DSCF3471

昨日もご紹介の「ベリー・ブラザーズ&ラッド社」の今度はアルマニャックでございます。

原酒のニーメデルクルー社は1832年創業
数あるアルマニャックハウスの中で最古の歴史を持つ老舗で、数多くのヴィンテージ・ラインナップと品質の高さにおいて評価の高い生産者です。

2003年にフランスのエヴィアンで行われたサミットで各国首脳に「フランスの特産品」としてプレゼントされたのもこのアルマニャックです。

DSCF3471

先日ラムボトラーでもご紹介いたしました、言わずと知れた説明ご不用の英国最古の歴史を誇る王室御用達の老舗中の老舗「ベリー・ブラザーズ&ラッド社」のコニャックでございます。

名門デラマン、フラパンという作り手のもと蒸留から18ヶ月の蔵元熟成を経て、UKに運ばれ更に熟成された原酒達。

1983・1991という2つのヴィンテージの原酒をBBRマネージャー・ダグが絶妙のヴァッティングを施してボトリング。
その後2年の歳月を経てリリースされました。

同社のブレンダーも務め、その経験に基づいたブレンディングと瓶内でゆっくりとマリアージュされた原酒達はこのレンジでは驚くほどの妙味を解き放ちます。

DSCF3405

DSCF3407

マリーガラント島のビエール蒸留所ドミニク・ティエリー氏、イタリアのボトラー「ヴェリエ」のルカ・ガルガーノ氏、そしてフルーツブランデーで有名な蒸留酒の造り手であり、優れた蒸留技術を持つ最後のカリスマと言われているカポヴィッラ氏の3人が手を組んだスペシャルプロジェクトのラム。

カポヴィッラ氏の指導の下、素材の風味を損なわず最大限に生かすため極めて珍しい湯煎式蒸留器(熱湯で蒸留器を暖め、ゆっくり蒸留する方法、1986年彼が開発しオーストリアの職人にオーダーメイドで発注した)を使い、ゆっくり、ゆっくりと蒸留しています。

「PMG」とは“PURE MARIE GALANTE”の略

「LIBERATION 2010」とは、樽から解放(=LIBERATIONの意)された年が2010年であるということで、2007年蒸留のラムを3年間熟成させ2010年に瓶詰された物です。

これを飲んだら何だか心も「LIBERATION」されそうですね(笑)

DSCF3441

DSCF3442

マルティニークラムをコニャック樽で12年熟成したものです。

カンチェとはカリブフレンチ領の歴史上の重要人物ラバ神父が遠征中マルタ熱を患った時、カリブ海土着の療法の薬カンチェ(さとうきびが原料のアルコールのトニックと口で噛み発酵した緑のタバコの葉)を処方されて癒えたことに由来します。

DSCF3436

DSCF3437

ラムネイションとは、イタリア・トレヴィーソ(ヴェネツィア北の都市でベネトン本社がある)に本社を置く1920年代から続く「ロッシ&ロッシ」という会社が輸入取扱いしているラムの商標。

そのスコッチ版がウィルソン&モーガン。

イタリアの瓶詰業者と言えばムーンやサマローリが上げられますが、これらブランドよりも比較的価格は安価で常識的なプライスを保っています。(ここが大事で決して格下と誤解してはいけません)

1999年スタートのラムネイションのボトルには、地域のスタンプ(切手)や島の形が描かれています、あえて蒸留所の名前を明かさない、シングル・ドメインのボトラーズ・ラム・シリーズです。

マルティニークAOCにこだわるラムネイションは現地へボトルとラベルを持ち込みボトリングしています。
AOCの無い地域に関しては、樽を購入しイギリスのエジンバラへ送り、シグナトリー社でボトリングしているようです。

どこの蒸留所か推察しながら飲むのもまた楽しいですね。

DSCF3411

DSCF3412

ロンドンに本拠地を置くボトラー、マーレイ・マクダビット社製(アイラ島のブルイックラディ蒸留所をジムマッキュワンと共に復活させたことで一躍脚光を浴びました)

レネゲイドとは無法者という意味です。

すべてシングルヴィンテージ、スモールバッチの限定品

またも幻のガルデル蒸留所産のラムであります。

その貴重原酒をリムーザンカスクで熟成後、さらに、なんとシャトー・ラトゥールの樽で後熟成、冷却ろ過、カラーリングも行わず、さらに、さらにアイラの湧き水で加水し、ブルイックラディ蒸留所でボトリングという話題満載のラムでございます。

DSCF3465

DSCF3469

ジメジメした梅雨の夜、冷え冷えのシードルはいかがですか・・

doux bar では「とりあえずビール」のように「とりあえずシードル」をお勧めしております!

シードルは簡単に言うとリンゴのスパーグリングワイン。

こちらのボトルはカルヴァドスのクールドリヨンで有名なクリスティアン・ドルーアンさんのシードルでノルマンディー産です。

もう一方のシードル一大産地ブルターニュ産の濃い直線的な味わいと違いノルマンディー産は甘味と酸味のバランスのとれたキレのあるスッキリとした日本人好みの味わいで夏の夜にピッタリです!

また、シードルにはカシスリキュールよりもフランボワーズリキュールが良く合い、シードルのキールアンぺリアルも最高です!

もちろんグラスでご提供いたします。

試してみてください!