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記念すべきブログスタートして初めてご紹介する1本。

このボトルしかないと思いました。

マルティニーク島のサンリュス蒸留所産のアグリコールラムで南フランス、ニームのシャンタル・コント家がボトリングしたもの。
現在その蒸留所は閉鎖されています。
1977年蒸留の原酒のみを厳選して、20年以上フランス・リムーザン産のホワイトオークで熟成させています 。
マルティニーク島産の傑作かつ逸品のラム。

全く棘のない舌触りから始まりスムースでありながら非常に重厚感あるバランスの良い味わい
まるで上質なコニャックのよう・・・。

ここから自分のお酒への趣味、嗜好、方向性の礎が築かれていったのだなぁとバーを開店した今になり改めて思い返し考えさせられる1本です。

お恥ずかしながら若かりし頃の僕は、もうすでにお酒を扱う仕事に従事していながらお酒を致陶酔飲料、高揚してプラスαを楽しむためのもの、という域を脱しておらずお酒に向き合い味わい楽しむなどとは程遠い状態でありました.
ウイスキー、ブランデーでしたら仕事がらボチボチ高級酒を飲ませて頂くこともありましたし、そこには幅広い世界、深い歴史があることも少なからず認識しておりましたが当時のラムなんて一気飲みするテキーラと同扱い、コーラで割るマイヤーズラムぐらいの知識しか持ち合わせておりませんでした。

そんな若者が飲んだこのボトル

今思えば衝撃的という表現なのだと思いますがその時はただただ美味しいと思いました・・
こんなに飲みやすいハードリカーのお酒があるのかと・・・
しかも軽んじていたラムだなんて・・・・

世界はまだまだ広いのだなぁと、ウイスキー、ブランデー以外にもこれだけのクオリティーのある製品を作る世界があるのだと少しゾクッとしたのを記憶しています。

このボトルに出会ってからフレンチラムに着目しはじめ、甘党だったことも手伝い同じフランスのコニャック、カルヴァドスへと興味を広げていった・・・・・

という思い出深い1本であります。

今はもうなかなかバーでも見れないボトルになってしまいました。

しかしダメな当時の自分でも一つ誉めてあげれることがあります。
薄給の中、将来の自分のバーを見据えていたのか数本このボトル購入しておりました。
えらい!当時の自分(笑)

オープンしたてのdouxbarでは現時点2016年5月、数本在庫ございますのでぜひお試しくださいませ。