先日新たに抜栓いたしましたので久々にテイスティング・・・

シャトー・ポーレ社の創業は1848年、コニャック地方、スゴンザックの町の城館、シャー・ポーレを本拠としたことが社名のルーツです。

19世紀の末になって、ジャン・モーリス・ラクルーが自社製品に「シャトー・ポーレ」をブランド名として採用しました。

シャトー・ポーレ社自体は自社畑を所有していない超目利きのネゴシアンであります。

ただ未確認ですが2005年頃に大手に買収されたとの情報もあります・・・

そのポーレの希少なボリドリ100%、80年熟成!のコニャックであります。

ボルドリ産のコニャックはオイリーな味わいが特徴ではありますが、これはもう圧倒的な熟成によるオイリー感!舌の全面に重く永く80年分の歴史が伸しかかるかのように広がり至福の熟成感が口内を支配します・・・

そして飲み込んだ後には湧き上がってくる熟成オイリー香と熟成した花香のMIXされた香りが鼻腔を突き上げ余韻へと続いて行きます・・・・・

本当に美味しい・・・絶品です・・・

こういうのを飲んでしまうとやっぱりコニャックは行政区分(G.CやP.Cなどのこと)だけではないなぁと・・・

以前コニャック協会会長鯉沼さんもおっしゃっていましたが行政区分の垣根を越えて面ではなく点でコニャックを見極めていかないとダメだと・・・

つくづくその言葉を実感するボトルでございます・・・

本当に会社が解体されたならもう二度と飲めない幻のコニャックでございます(笑)

余談ですが飲み終わったグラスをあえて洗わず置いておきましたが次の日出勤してきた時もグラスは香っておりました・・・

本当に良いお酒ってそういうものなんですよねぇ・・・(笑)

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