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パーカーポイント満点100点の仰天コニャック

ワイン界のカリスマ 『ロバート・パーカー』氏が、05年07年、2回にわたり“100点”を付けた奇跡のコニャック

彼曰く、「私はコニャックの評論家ではないが、こんなにもスムースで、シルクのように滑らかで、アロマが溢れ、どんな人間をも納得させてしまうコニャックは、他に存在しない」と語り、このコニャックを絶賛、彼の公式ページにも掲載され、今だかつてない驚きの出来事として世界にその名を轟かせました。

原酒は1906年物が30%以上!!と1920年代をブレンドし、平均70年の長期熟成品。

1929年以前に作られた原酒で構成されているのでロット29なのです。

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幻のマール

もう31年も前、1985年に造るのをやめてしまったデュジャックが造った最後のマールです。

1975年から1979年の原酒(40年近く前!?)を約10年間熟成したもので特級畑(クロ・ド・ロッシュやクロ・ド・サンドニ等)の葡萄を使っています。

出会えることが奇跡!?

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なんと原酒は1900年から1920年までのものを使用しています!

あの5大シャトーワインのラフィットロートシルトが誇りをかけて厳選し、自社銘柄で発表したコニャック。

ボルドリを中心とした幾つかの生産者やネゴシアンから、厳選に厳選を重ね最良のバレルを購入し超超長期にわたりシャトーで保管・熟成され、最高の時にブレンドされました。

その味わいは、クリスティーズ(オークション会社)が「1914年以前のバーガンディーを彷彿させる」と絶賛しました。

不定期で極僅かだけリリースされますがもう2度と出会えないかもしれません。

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言わずと知れた世界5大シャトーのワインの1つムートン・ロートシルト。
そのワインから作られたブランデーです。

昨日ご紹介したロマネコンティ・マール同様マールとはジュースを搾った残りの葡萄をもう1度蒸留させたブランデー。

葡萄はもちろん全てムートンで収穫、醸造されます。

毎年、ムートンの若木からできた葡萄が数樽マール用に使われ、葡萄の搾り残しを2回蒸留し、15~30年間オーク樽で熟成。
そして瓶詰6ヶ月前に平均熟成年が20年になるようブレンドされてから出荷されるそうです。

2002年より不定期でリリースされています。

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問答無用のワインの王様ロマネコンティ。

そのワインを蒸留したブランデーです。

マールとはジュースを搾った残りの葡萄をもう1度蒸留させたブランデー。

ロマネ・コンティを搾った葡萄から丹念に造られています。

通常は、巡回の蒸留業者の手に委ねる生産者が多い中で、DRCでは、一貫してドメーヌ内で蒸留のうえ樽熟、瓶詰めまで行ったマールの最高峰です。

飲まずには死ねない!?(笑)

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奇跡の80年

シャトー・ポーレ社の創業は1848年にさかのぼり、コニャック地方、スゴンザックの町の城館、シャー・ポーレを本拠としたことが社名のルーツであります。

シャトー・ポーレ社は自社畑を所有していないネゴシアンであり、長期熟成された優れた原酒を多く所有しております。

こちらは希少なボリドリ地区産100%コニャック

奇跡の80年以上の熟成です。

正確には樽熟成の限界の50年前後でガラス製の容器に移されパラディと呼ばれるシェ(蔵)にてまた30年ほど深い眠りについていたはずです。

コシが強く、豊満な花の様な香りが特徴で、他に類のないコニャックの逸品です。

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コニャックのキーモルト!?

ヘネシー社が発売したシングル・ディスティラリー・コニャックの一つです。

ヘネシー社契約蒸溜所のコニャックで、ヘネシー社コニャックの洗練された味わいを作ってきた立役者であり、ヘネシー社がその個性を紹介すべくリリースしたものであります。

ブレンドウイスキーのキーモルトのようなものだと思って下さい。

シングル・ディスティラリー・コニャックは1998年3つの銘柄、カン・ロマン、イザンバール、ル・プーが発表され「Selected by Hennessy」のラベルが付きます。

約100年の歴史を持っているカン・ロマン蒸留所は、リモージュとアングレームのほぼ中間にあるローマ皇帝アグリッパが作った道路沿いに位置します。

カン・ロマンとは「ローマの駐留地」という意味。

後味はスッキリとして深い、力強い味わいのコニャックです。

今、原酒の貯蔵余力がないのかこのような試みは無くなりましたね。

ジャーディン時代のボトルです。

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生涯においてそう何度も出会えない稀少な蒸留酒

ジェラス家自体の歴史は1246年まで遡ることができます。
同家はアルマニャックの地であるガスコーニュにあり、1865年の会社設立以来、現在に至るまで同族経営を守り続けている数少ない会社です
またビンテージ品に関しては1875年物から保有しているという古酒のスペシャリストでもあり、アルマニャックの造り手としてのみならず、バ・アルマニャックとテナレ-ゼ地区にある特徴的な土壌で作られたアルマニャックのネゴシアンでもあります。

ウイスキーを含め、樽熟成を行う蒸留酒において、50年という熟成期間を経て市場に出てくるお酒は、ほとんどないと言ってもよく、樽材自体の限界が40~50年あたりと一般的には言われますが、そこまで残ることが非常に稀です。
ましてやベストコンディションで瓶詰めされるのはごく一握りの樽のみなのです。

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チャーチルも愛したブランデー!

120年以上の伝統を誇るエレバンブランデー工場が精魂こめてつくり続けるアルメニアブランデーでございます。

『アララット』は1945年にクリミア半島のヤルタ近郊で行われた米、英、ソ連による首脳会談“ヤルタ会談”の際、ソ連のスターリンが供したところ英チャーチルがえらく気に入ってその後毎年400本取寄せたというエピソードがあるほどの良酒であります。

中村梅雀さんの演じたドラマ、レモンハートでも取り上げられていましたね。

アララットとは古代アルメニア領にあったノアの箱舟が漂着したといわれるアララット山(現在トルコ領)のことでありアルメニア人の望郷のシンボルだそうです。

ナイリとは古代アルメニア国家の名称です。

ノアの箱舟に乗った気分で想いを馳せて味わいたいですね。

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ブラックアダーロウカスク初のコニャック!!

ロビン・トチェック氏によって、1995年創業。
同社の主力商品である「ロウカスク」シリーズは、澱(沈殿物)も含めて、そのままの状態でボトリングしたシリーズ。
「樽出しの原酒が本来持っている深さを、あるがままに味わっていただきたい」という彼の哲学により、着色や冷却濾過を一切行わないことをポリシーとしています。

日本に来日された時、テイスティング会場でお会いした事がありますが気さくなという感じを超えて「ひょうひょう」といいますか、「とぼけた!?」感じの印象をもった紳士であったのを記憶しております(笑)

ブルジュロール社の貴重原酒から氏が厳選して瓶詰め

ブルジェロールは創業1700年代というヘネシー等とならび伝統あるコニャックのネゴシアンです。

どちらも樽出しそのままなため60度前後のアルコール度数ですが驚くほど滑らかで飲みやすく美味しいです。
モルト、ラムからコニャックまで・・・
氏の選択眼の凄さを思い知ります。