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ブラックアダーロウカスク初のコニャック!!

ロビン・トチェック氏によって、1995年創業。
同社の主力商品である「ロウカスク」シリーズは、澱(沈殿物)も含めて、そのままの状態でボトリングしたシリーズ。
「樽出しの原酒が本来持っている深さを、あるがままに味わっていただきたい」という彼の哲学により、着色や冷却濾過を一切行わないことをポリシーとしています。

日本に来日された時、テイスティング会場でお会いした事がありますが気さくなという感じを超えて「ひょうひょう」といいますか、「とぼけた!?」感じの印象をもった紳士であったのを記憶しております(笑)

ブルジュロール社の貴重原酒から氏が厳選して瓶詰め

ブルジェロールは創業1700年代というヘネシー等とならび伝統あるコニャックのネゴシアンです。

どちらも樽出しそのままなため60度前後のアルコール度数ですが驚くほど滑らかで飲みやすく美味しいです。
モルト、ラムからコニャックまで・・・
氏の選択眼の凄さを思い知ります。

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ウィリアムケイデンヘッド社はG&M社と並ぶ老舗のボトラーズ。

1842年にスコットランド・アバディーンで設立。
キャンベルタウンのスプリングバンク蒸留所と同資本で経営され、ケイデンヘッド社のヘッドオフィスもキャンベルタウンにあります。

冷却濾過により取り除かれてしまうウィスキーの旨みを残す為のノンチルフィルタリングや、樽出しの度数をそのまま味わう為のカスクストレングスといった、現在では主流となっているボトリングの先駆者です。

左はシャルパンティエ社、プティシャンパーニュの原酒を2015年にカスクストレングスで詰めたアーリーランディッドコニャック。
右はメゾンガーブ社の原酒を2007年にカスクストレングスで詰めたアーリーランディッドコニャックです。

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こちらもボトラー大手1895年創業の最も歴史の古い老舗の一つであり、また現在世界で最も知名度の高いボトラーであるゴードン&マクファイル社。

シャトー・ポーレの1968年ヴィンテージの原酒を自社で用意した樽に詰めてもらい、自らのセラーで熟成後、ボトリングした貴重品であります。

1968年1月29日蒸留、カスクナンバー6&7の樽より1999年にボトリングされた31年熟成品です。

どうぞお試しください。

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先日ラムボトラーでもご紹介いたしました、言わずと知れた説明ご不用の英国最古の歴史を誇る王室御用達の老舗中の老舗「ベリー・ブラザーズ&ラッド社」のコニャックでございます。

名門デラマン、フラパンという作り手のもと蒸留から18ヶ月の蔵元熟成を経て、UKに運ばれ更に熟成された原酒達。

1983・1991という2つのヴィンテージの原酒をBBRマネージャー・ダグが絶妙のヴァッティングを施してボトリング。
その後2年の歳月を経てリリースされました。

同社のブレンダーも務め、その経験に基づいたブレンディングと瓶内でゆっくりとマリアージュされた原酒達はこのレンジでは驚くほどの妙味を解き放ちます。

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オープンしたばかりの doux bar ではどんなお酒が置いてあるのか皆様に知って頂くため簡単ではございますが説明を付けて日々ご紹介させて頂いております。

ラムが続きましたので本日はコニャックです。

ジャングロスペランはネゴシアンです。
1992年にラ・ガバール社を設立し「ジャン・グロスペラン コニャック コレクション」が誕生したのは、1999年のことです。

家族経営などの小さな蒸留所、蔵を訪ね歩き大企業などに買い叩かれて消えゆく優良原酒を「膨大なブレンドの一原酒として消えさせ、エキストラとして扱われるのでなく、しかるべき主役として、価値を理解してくれる人達へ届けたい」という熱意で買い付けリリースされています。

試飲をし、納得のいったものだけを選び、フランス国立科学研究所にカーボンデーティング(放射性炭素年代測定法)を依頼し、年数が本当かどうか証明もしてもらうようです。

もちろん、ろ過、色の調整のためにカラメルを添加したり、飲みやすいコニャックにするために砂糖を加えたりすることもありません。

写真は左から
1968 ファンボア Fins Bois
1969 プチシャンパーニュ Petite Champagne
1970 プチシャンパーニュ Petite Champagne
1973 プチシャンパーニュ Petite Champagne
1975 ファンボア Fins Bois
でございます。

お試し下さい。