タグ: 9.ラムボトラー

入荷いたしました~(^^)

吉祥寺スクリュードライバー・海老沢氏
武蔵屋・小林氏
信濃屋・北梶氏

コラボスペシャルボトル!

トロピカルエイジングとのことで非常に華やかな香り、シッカリした甘味、そうは言っても20年熟成、厚み、奥行き、余韻までフルボディ、バランスに優れたとても美味しい秀逸なラムです・・・

『アウトドアで飲んで欲しい1本』というコンセプトとのことですが、もっと涼しくなって秋の夜長に焚火の前で飲んだりしたらシビれそうな1本です・・・(^^)

あっ、もちろん室内の doux bar でもどうぞ~・・・(笑)

しかし、最近の日本の方の出すオリジナルボトリング系ラムは本当に美味しい・・・

それだけ目が確かなんだんぁ・・・(笑)

京都の名店ラム&ウイスキーオリジナルボトリング、カロニ97 ザ・スロース・2が届きました~!!!

オーナーの定元さんに声をかけて頂いて直接送って頂きました(嬉)

なにかと名前を耳にするカロニでございます。が、

当店はほぼ99%フレンチ系ラムのラインナップなので実は初カロニの仕入れです(笑)
逆に普段口にしないのと、あの定元さん厳選の樽からのボトリングということで興味津々でございます(笑)

最初グラスからの香りはフレンチ系ラムに比べるとややドライに感じてしまいイギリス系はやはりドライなのかなぁと一瞬思い口に流し込んでみると、とんでもない・・・とんでもない・・・

口に入れた瞬間ラムの香りが大爆発!

60%を超えるアルコール度数など感じさせない驚くほどのバランス、芳醇さです。

鼻腔に戻ってくる余韻までキッチリ続き素晴らしい・・・

50年以上熟成したような良質のコニャックやその他の最良の熟成スピリッツに共通な感覚なのですが完璧な液体を口に入れると舌の上、そして全体をビロードに纏われる様にといいますかオイリーな感覚が舌全体口全体をジットリ、ネットリ包み込んで不快な感じの一切ない独特な至福な感じになるのですよねぇ・・・

秀逸な一本です・・・

ちょっと目から鱗でしたねぇ・・・

もっとイギリス系やスペイン系のラムにも手を出してみようかなぁ・・・(笑)

dscf3625

長い旅路の末に・・・

ラベルの1962年はまさにキューバ革命の年であり、[Pre-1962]とは1962年以前という意味であり実際には1940〜50年代に蒸留されたものです。

キューバで蒸留された後に樽のまま海を渡り、スペインへ運ばれ名門バルデスピノ一族の酒蔵において、ソレラ・システムで長く熟成されました。

元オーナーのミゲル・バルデスピノは、「これはとても珍しいもので僕の宝物、売り物ではない」と言い、世の中に出回る事は無かったのですが、数奇な運命も重なり新しいオーナーに代わり、門外不出のこの酒はようやく世に出回る事となりました・・・

激動の革命の火種くすぶるキューバからスペインへ・・・

そしてまた運命の悪戯により遥か日本の銀座、それも片隅の小さなバーへと辿り着いた感慨深いラムであります・・・

dscf3548

旅人の樹・・・

前回ご紹介したフランスニームの大金持ちボトラー、シャンタル・コンテ家のラムです。

酒名は、フランス語で「旅人の樹」という意味。

こちらはカリブ海マルティニーク島ラ・ファヴォリット蒸溜所で1998年に蒸留された優良原酒を2003年4月に瓶詰めした5年熟成です。

他にデパス蒸留所の原酒など、同じシリーズで以前はよくリリースしていました。

熟成年数が5年と侮ってはいけません、前回お伝えした通りシャンタルコンテ家はマルティニーク各蒸留所に強力な人脈を持っており、それを生かして優良原酒の中でも、さらに厳選された超優良原酒を購入することができるのです。

熟成感、まろやかさ、余韻、素晴らしい味わいです。

dscf3547

貴族のラム!?

シャンタルコンテ家はフランスニームに本拠をもち、本業はワイン商。

フランスの名門で歴史ある家系であり、昔からの大金持ちで、敷地には広大な農園を始め、ゴルフコース、お城などがあり小さな町ならすっぽり入ってしまうような敷地を持っています。

そんな銘家なので、フランス本土以外にもマルティニック島など世界のフランス領の各地に強力な人脈を持っており、それを生かして各蒸留所の優良原酒の中でも、さらに厳選された超優良原酒を購入することができるのです。

約30数年ほど前にラムの取り扱いを開始。

直後に今となってはラム界の伝説、ラム・ラパランをリリースしました。

未確認余談情報ですが、マダムは日本びいきな方で、 日本文化にも造詣が深く、日本人が行くと歓迎してくれたり、南仏一帯のトヨタのディーラーなどもしているそうです。

そしてこちらのボトル、原酒はマリー・ギャラン島ビエール蒸溜所。

バーボン古樽による熟成でフィルター処理を施さずにブリュット・ド・フュ(カスクストレングス)でボトリングされた限定2000本。

オル・ダージュとは、フランス語で”年齢がわからないほど古い”の意味です。

アルコール度数を感じさせないコニャックと見紛うマロやかさで、激うまラムです (この言葉遣いでは貴族にはなれないなぁ・・・・笑)

DSCF3405

DSCF3407

マリーガラント島のビエール蒸留所ドミニク・ティエリー氏、イタリアのボトラー「ヴェリエ」のルカ・ガルガーノ氏、そしてフルーツブランデーで有名な蒸留酒の造り手であり、優れた蒸留技術を持つ最後のカリスマと言われているカポヴィッラ氏の3人が手を組んだスペシャルプロジェクトのラム。

カポヴィッラ氏の指導の下、素材の風味を損なわず最大限に生かすため極めて珍しい湯煎式蒸留器(熱湯で蒸留器を暖め、ゆっくり蒸留する方法、1986年彼が開発しオーストリアの職人にオーダーメイドで発注した)を使い、ゆっくり、ゆっくりと蒸留しています。

「PMG」とは“PURE MARIE GALANTE”の略

「LIBERATION 2010」とは、樽から解放(=LIBERATIONの意)された年が2010年であるということで、2007年蒸留のラムを3年間熟成させ2010年に瓶詰された物です。

これを飲んだら何だか心も「LIBERATION」されそうですね(笑)

DSCF3441

DSCF3442

マルティニークラムをコニャック樽で12年熟成したものです。

カンチェとはカリブフレンチ領の歴史上の重要人物ラバ神父が遠征中マルタ熱を患った時、カリブ海土着の療法の薬カンチェ(さとうきびが原料のアルコールのトニックと口で噛み発酵した緑のタバコの葉)を処方されて癒えたことに由来します。

DSCF3436

DSCF3437

ラムネイションとは、イタリア・トレヴィーソ(ヴェネツィア北の都市でベネトン本社がある)に本社を置く1920年代から続く「ロッシ&ロッシ」という会社が輸入取扱いしているラムの商標。

そのスコッチ版がウィルソン&モーガン。

イタリアの瓶詰業者と言えばムーンやサマローリが上げられますが、これらブランドよりも比較的価格は安価で常識的なプライスを保っています。(ここが大事で決して格下と誤解してはいけません)

1999年スタートのラムネイションのボトルには、地域のスタンプ(切手)や島の形が描かれています、あえて蒸留所の名前を明かさない、シングル・ドメインのボトラーズ・ラム・シリーズです。

マルティニークAOCにこだわるラムネイションは現地へボトルとラベルを持ち込みボトリングしています。
AOCの無い地域に関しては、樽を購入しイギリスのエジンバラへ送り、シグナトリー社でボトリングしているようです。

どこの蒸留所か推察しながら飲むのもまた楽しいですね。

DSCF3411

DSCF3412

ロンドンに本拠地を置くボトラー、マーレイ・マクダビット社製(アイラ島のブルイックラディ蒸留所をジムマッキュワンと共に復活させたことで一躍脚光を浴びました)

レネゲイドとは無法者という意味です。

すべてシングルヴィンテージ、スモールバッチの限定品

またも幻のガルデル蒸留所産のラムであります。

その貴重原酒をリムーザンカスクで熟成後、さらに、なんとシャトー・ラトゥールの樽で後熟成、冷却ろ過、カラーリングも行わず、さらに、さらにアイラの湧き水で加水し、ブルイックラディ蒸留所でボトリングという話題満載のラムでございます。

DSCF3459

DSCF3404

1980年創業、イタリアのジェノバに本拠を構える輸入業者(輸入商社)
非常にアートなラベルデザインと数が少なく価格が高いのが特徴のカリスマボトラー。
イタリアンボトラー全般にいえることでありますが非常にブランドステイタスを構築するのが巧みで、最高品質の原酒を選別し瓶詰しているので購入したい…を飛び越して…ムーンインポートがセレクトする原酒だから価値があるから購入したい…という表現もできるかもしれません。

聞くところによると…『イタリア系のものがほしいなら、少しくらい高くてもしょうがない…』と言うコメントや、中には『ムーンインポートのボトルを眺めているだけで価値のあるブランド』とコメントする方もいるようです。

そしてこちらのボトルはムーンインポートの創業30周年を記念してボトリングされたバードラベル
1998年蒸留12年熟成 360本ボトリング
違う鳥のラベルで違う産地のラムシリーズがあと5種類ほどリリースされました。

ちなみに後ろのボトルはウイスキー、ハイランドパークの1988年蒸留の2008年瓶詰の20年熟成です。

まずはラベルで酔いましょう(笑)