blog

DSCF3431

DSCF3420

サマローリブランドはイタリア、ブレンシア市の酒商で、オーナーのシルヴァーノ・S・サマローリ氏が、自分の厳しい鑑識眼で選んだモルトをリリースするため1968年にスタート。
シングルモルトの取り扱いで有名で、またこだわりのボトラーとしても有名であり、アトリエを思わせる事務所でサマローリ氏自身がラベルもデザインしたりもするようです。

写真は左はサマローリからグアドループ産のラムが初めてリリースされた1998年蒸留2008年ボトリングの約10年熟成。

もう一方も1998年蒸留、2009年にスコットランドでボトリングされたとラベルに記載がありますね。
「イエモン」とは、勿論とあるお茶の銘柄から取られたわけでなく(笑)、奴隷が主人に対して 「Yes Man」と言った言葉が変化したものが付けられた名称のようです。

DSCF3408

DSCF3410

ウィリアムケイデンヘッド社はG&M社と並ぶ老舗のボトラーズ。

1842年にスコットランド・アバディーンで設立。
キャンベルタウンのスプリングバンク蒸留所と同資本で経営され、ケイデンヘッド社のヘッドオフィスもキャンベルタウンにあります。

冷却濾過により取り除かれてしまうウィスキーの旨みを残す為のノンチルフィルタリングや、樽出しの度数をそのまま味わう為のカスクストレングスといった、現在では主流となっているボトリングの先駆者です。

そしてこのガルデル蒸留所はフランス領グアドループ島の90年代まで稼働していた今は製糖機能のみを残した閉鎖蒸留所であります。

その貴重原酒の1982年ヴィンテージ、しかもシングルモルト同様、色の調整の為の添加物を一切使用せず低温フィルターも使用していない加水調整もしていない樽だし瓶詰めのカスクストレングス!!!

試さない手はないですね(笑)

DSCF3427

DSCF3429

言わずと知れた大御所ベリー・ブラザーズ&ラッド社でございます。
そもそもの生業はワイン商でありましてイギリス王室御用達も受けている17世紀から続くロンドンの老舗酒商です。
ワインに限らず勿論モルトウイスキー、ラムにジンなど幅広く取扱いしています。

そしてこちらはカリブ海フランス領グアドループ島の原酒を樽で購入し、本国UKで15年寝かせたものでカリブのものとはまた違う熟成感を味わえる逸品です。

DSCF3396

DSCF3429

DSCF3433

DSCF3439

DSCF3435

DSCF3440

DSCF3410

ご存知ですか?

モルトの世界ではとても有名なボトラーズブランドが軒並みフレンチ系ラムもリリースしていることを・・・

BBR・ケイデンヘッド・ダンカンテイラー・ブラッカダー・シルバーシール・ムーンインポートにサマローリなどなど・・

これからdoux barのボトラーズラムを少しずつご紹介させて頂きますね。

DSCF3393

DSCF3394

フランス語で「Pere」は神父・父という意味 「ラバ神父」という名のラムであります。

カリブ海フランス領マリーガラント島のラムで、この島では未だ刈り取ったサトウキビを運ぶのは水牛に引かれた荷車を使うなど小さくてほのぼのとした田舎の島でございます。

さらにラムの仕込み水には雨水をそのまま使用、製造中もおじさんが手やその辺の棒でぐるぐるかき回してたりと、19世紀のような作業をそのまましていると話題、逸話の多い蒸留所でありますが、それが数字や既成概念にとらわれない味わいに加味しているようで非常に美味しいと熱狂的なファンが多く、デーブ・ブルーム氏が著書『RUM』の中で「クリーン&ヘビー、リスペクト」と絶賛し、 その後「漫画レモンハート」に取り上げられたりもいたしました。

ストレートな味わいのブランも人気ですがそれをさらに熟成させたこの1985、試さずにはいられませんね(笑)

DSCF3397

DSCF3399

DSCF3401

カリブ海フランス領グアドループの“ドメーヌ・ド・クルセル”はかつて最上級のラムを生産していた今は亡き幻の蒸留所であります。

当初の蒸留所は1964年閉鎖、しかしその後当時のオーナーであったアメデ氏はサント・マルト蒸留所へ蒸留器を移設して、いつまでかは分かりませんがラムを生産していたようであります。
原酒は1998年頃までグアドループで保管されていたようでありますが、どういう経緯かその後、樽はお隣マリーガラント島へ移送されさらに熟成を続けているところを発見されました。

1972年蒸留2011年瓶詰39年熟成であります。

モルトと違いカリブ海周辺ではその熱い気候からエンジェルシェアが年間7~10%あります。(モルトは2、3%)
もし100樽あったとしたら15年の熟成で約20樽ほどに減少してしまうのです。
なのでフレンチラムの世界では20年クラスの長熟ものでもなかなか目にすることはできません。

いかに39年熟成が凄いことかわかります。

奇跡との出会い、いかがですか。

DSCF3388

DSCF3389

カリブ海のフランス領グアドループ島のロングトー蒸留所のラムでございます。

1895年創業

カルケラとは元々いた原住民インディオが島につけていた島名に由来いたします。

そしてこちらのボトル、カルケララムの最高級品になりエレガントなデキャンタボトルに詰められた限定版シリアルナンバー入りのプレミアムラムでございます。

1493年3月にグアドループ島を発見した探検家のクリストファー・コロンブスを称えるためにリリースされたものです。

芳醇な香りと非常に複雑な味わいが続きます。

コロンブスやその頃の情景に想いを馳せながら飲みたいですね。

DSCF3385

DSCF3386

DSCF3383

アイヨグループ傘下の蒸留所で今はシモン蒸留所より原酒の供給を受けておりますが非常に熟成に力を入れ変化を見せる銘柄であります。
アグリコールラムでは珍しいシェリー樽フィニッシュのボトルやアイラ原酒を瓶詰したボトラーものの銘柄スモークヘッドの樽をフィニッシュに使用したボトルなど色々と革新的な銘柄をリリースしております。

そしてこのブラン2000であります。

ただ作ってすぐに瓶詰めされる他のブランとは違います。
2000とヴィンテージの入ったブランは4年間ステンレスタンクの中で少しずつアルコール分を飛ばし、加水量をギリギリまで減らしてラム本来の香りを損ねることなく度数を下げ、最後の加水による度数調整もほとんど行わず通常の4~8倍の時間をかけて自然にアルコール度数を下げて瓶詰めした手間ひまかけたものであります。

アグリコール本来のエキス分、甘味が非常に豊かなブランです。

これで飲むアグリコールラムカイピリーニャは夏にもってこいで最高です。

DSCF3334

直訳すると三本川、自社の敷地に流れている3本の川に由来するお名前です。
現在はやはり変革の波に逆らえずフランス・ブルディヨン社の傘下経営となり蒸留所は稼働を止め、同グループ、ラ・マニー蒸留所で生産されています。

ですが旧蒸留所より蒸留塔などの設備をそのまま移設、その蒸留塔でそのままトロワリヴィエールだけを生産しておりますので、品質変わらずただ場所が変わっただけとも言えるかもしれません。

そしてこの1996年でございます。

この年にマルティニークはAOCに認定されました。

ボトルの包装も紙箱から立派な木製円柱型へ変更。
ラベルの赤色系(97以降青っぽくなった)の温かみも良く、なんだか色々トロワリヴィエールも変革、気合いを入れてきているのかなぁと考えた思い出あるボトルであります。

ですがその後トロワリヴィエールは蒸留所の閉鎖、吸収、熟成庫の大火事など、比べ物にならない受難、気合いを入れ直さなければならなくなる出来事が待ち構えていたのですが・・・

モルトラヴァ―からも人気の高い銘柄

旧蒸留所産のAOC初認定ヴィンテージ、いかがですか

DSCF3370

ソニービル

当店ご近所にあります言わずと知れた銀座のランドマークの一つです。

随分報道されたようですが取り壊しが決まったそうですね。

真夏に意味なく涼みに行ったりしておりました(笑)

道路挟んで反対の旧東芝ビル(現東急プラザビル)が無くなる時もそうでしたが発展の為といえやはり見慣れた物が無くなるのは少し寂しい気分になるものですね。