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先日の連休真ん中14日日曜日、とある方のご厚意によりポール・ジロー1948をテイスティングするという夢のような機会に恵まれました~(笑)

さらにせっかくだからと並行テイスティングにご用意してくださったのが・・・

・ポールジロー・キュベスペシャル1968ブルートップ
・ポールジロー・ヘリテージ50年熟成
・ジャンフュー・No’1 50年熟成

自分も飲んだことが無かった夢のノブレス1948

芳醇とかそういうのを通り越してもうただ畏敬の念に打たれて立ちすくみそうになりました・・・(座って飲んでますが笑)

このような機会を下さった○○様、またご一緒してくださった皆様、ありがとうございました~(笑)

今週新たに抜栓いたしましたので久々にご紹介・・・(笑)

あの5大ワインシャトーの一つラフィットロートシルトが誇りをかけて厳選し、自社銘柄で発表したコニャックです!

マールではなくコニャックなところがミソでございます(笑)

ボルドリを中心とした幾つかの生産者やネゴシアンから、厳選に厳選を重ね最良のバレルを購入し超超長期にわたりシャトーで保管・熟成され、最高の時にブレンドされました。

なんとその原酒は1900年から1920年までのものを使用しています!!!

もうこれ、筆舌に尽くしがたい美味しさとはこの事を言うのでしょうね・・・

先日抜栓したシャトーポーレ・ボルドリにも似たボルドリ産原酒のオイリーさに熟成が加わり、味わい、香り、奥行き、全てが濃厚であり一気に100年前にタイムスリップさせられるようです・・・

長熟コニャックのエッセンスを全て兼ね備え、長熟コニャックとは何たるかを思い知らされる集大成

不定期で極僅かだけリリースされるようですがもう2度と出会えないかもしれないボトルです。

当店にもクリスマスプレゼントが届きました・・・(笑)

ポールジロー・マグナムボトル

for doux bar ポールジロー氏直筆サイン入り!!!

何だかジワジワ嬉しい・・・(笑)

先日新たに抜栓いたしましたので久々にテイスティング・・・

シャトー・ポーレ社の創業は1848年、コニャック地方、スゴンザックの町の城館、シャー・ポーレを本拠としたことが社名のルーツです。

19世紀の末になって、ジャン・モーリス・ラクルーが自社製品に「シャトー・ポーレ」をブランド名として採用しました。

シャトー・ポーレ社自体は自社畑を所有していない超目利きのネゴシアンであります。

ただ未確認ですが2005年頃に大手に買収されたとの情報もあります・・・

そのポーレの希少なボリドリ100%、80年熟成!のコニャックであります。

ボルドリ産のコニャックはオイリーな味わいが特徴ではありますが、これはもう圧倒的な熟成によるオイリー感!舌の全面に重く永く80年分の歴史が伸しかかるかのように広がり至福の熟成感が口内を支配します・・・

そして飲み込んだ後には湧き上がってくる熟成オイリー香と熟成した花香のMIXされた香りが鼻腔を突き上げ余韻へと続いて行きます・・・・・

本当に美味しい・・・絶品です・・・

こういうのを飲んでしまうとやっぱりコニャックは行政区分(G.CやP.Cなどのこと)だけではないなぁと・・・

以前コニャック協会会長鯉沼さんもおっしゃっていましたが行政区分の垣根を越えて面ではなく点でコニャックを見極めていかないとダメだと・・・

つくづくその言葉を実感するボトルでございます・・・

本当に会社が解体されたならもう二度と飲めない幻のコニャックでございます(笑)

余談ですが飲み終わったグラスをあえて洗わず置いておきましたが次の日出勤してきた時もグラスは香っておりました・・・

本当に良いお酒ってそういうものなんですよねぇ・・・(笑)

コニャック界の至宝、ポール・ジロー氏が来日し、セミナー講演されることが決定したとのアナウンスがされましたね!

2009年が最後の来日でしたので8年ぶりだそうです。

時が経つのは早いですね・・・

勿論前回の講演も参加いたしましたし今年もお伺いさせて頂きます(笑)

インポーターの尽力もありますが日本にプロプリエテールコニャックを知らしめた先駆者、そして天才情熱生産者・・・

とても楽しみです・・・(笑)

写真は全てポール・ジローでございます!

この機会に是非、ポール・ジロー・ワールドご堪能下さいませ・・・

フラパン家は、1270年以来コニャック地方、最高級認定地区グランド・シャンパーニュにあるフォンピノ城で、コニャック造りを行なってきた名門中の名門です。

更に葡萄畑は494エーカー、その他も含め総計741エーカーという地区最大の単独畑を所有しており、シャトーフォンピノ一帯に面した358エーカーは地区最高のテロワールとも言われています。

ちなみに各家の所有畑の平均30エーカー弱です・・・

コニャックの販売で本格的に世に打って出たのは19世紀末ピエール・フラパンによって創設されたメゾン・フラパンから。

こちらのドメーヌフラパンは熟成年数こそ15~20年程ですが溢れ出す芳香に芳醇な味わい・・・

熟成年数が多ければ良いもんじゃないんだなぁと改めて考えさせられる逸品です。

名門の底力を見せられました・・・

ジャン・フィユー社は1880年創業

グラン・シャンパーニュ地区の中心ジュリアルコック村に約20haの葡萄畑を所有し、葡萄の栽培から蒸留、熟成まで一貫して手造りで行うプロプリエテールであり、本命中の本命、最高峰の生産者です!

現在の当主は5代目クリストフ・フィユー氏。

レゼルブ・ファミリアルは秘蔵の古酒でつくられた同社最高級品。

リムーザンオークで50年以上貯蔵された古酒を更に吟味し瓶詰めされた特別な逸品。

深い琥珀色が物語る奥深い味わいは非常にバランスよく、至福の時を与えてくれます・・・

ヘリテージ(遺産)・・・

グランシャンパーニュ地区ジャルナック町の南に約25ha葡萄園を所有し、当主のフランソワ・ペイローと息子のステファンの家族で営むプロプリエテールです。

西欧、北米に根強いファンを持っている銘柄であり、また、リキュール生産者としても有名で、若いコニャックの原酒をベースに無着色・無香料で完成度の高いリキュールも世に送り出しています。

ヘリテージは、同社の最上位品。

ぶどうはユニ・ブラン種とコロンバール種を使用し、それを水圧式水平プレスで搾汁。

新樽で6カ月熟成の後、古樽で長期熟成させます。

そして45年以上熟成させたグラン・シャンパーニュ規格の原酒を厳選し、一切の加水をせずに樽出しのままボトリングした逸品です。

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熟成スペシャリスト‼

デラマン社は1759年創業、グラン・シャンパーニュの原酒のみを購入し高品質のコニャックを造る”ネゴシアン”であり、そのこだわりの古樽熟成、加水の妙技などによりフランスでも確固たる名声を誇ります。

一流レストランでもあるトロアグロやムーランドムージャンのプライベートコニャックも中身はこのデラマン社の製品です。

レゼルヴ・ドゥ・ラ・ファミーユは「一家の特別貯蔵品」と言われるコニャックで、グラン・シャンパーニュ地区のセント・プリュール近郊で蒸留された原酒を厳選。

樽同士のブレンドは一切行わず、55年~60年にわたってオーク樽で熟成させ、その後デミ・ジョン(ボンボン)というガラス製の樽に移し変えて保管、それをボトリングした大変貴重なもの。

カスク・ストレングス、シングル・カスクでボトリング