1887年医師であり当時ル・フランソワの村長だったオメール・クレマンが土地と工場設備を購入したのがクレマンの始まりです。
順調に業績を伸ばしフランス本国に初めてラムを輸出したり並行して炭酸飲料の会社を運営するなどマルティニークで最も競争力のある蒸留所の1つになりましたが盛者必衰ということなのでしょうか、段々と立ち行かなくなり1987年クレマン家は領地とアビタシオン、蒸留所とストック、ブランド名をアイヨ・グループへ売却いたしました。
現在はシモン蒸留所より原酒の供給を受けています。
その栄華残すエピソードにクレマン家のアビタシオン(領主の館)は当時のままに残されているため島を代表する観光スポットの1つとなっています。
さらにクレマン邸は1991年フランス国定文化財に認定。
同年には当時のアメリカの大統領ブッシュとフランスミッテラン大統領の対談も行われ、年間10万人の観光客が見学に訪れるそうです。
写真は左が1976右が1952です。
説明不要のヴィンテージプレミアムラムでございます。
時の流れに想いを馳せて噛みしめて飲むのっていいですよね。