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なんと原酒は1900年から1920年までのものを使用しています!

あの5大シャトーワインのラフィットロートシルトが誇りをかけて厳選し、自社銘柄で発表したコニャック。

ボルドリを中心とした幾つかの生産者やネゴシアンから、厳選に厳選を重ね最良のバレルを購入し超超長期にわたりシャトーで保管・熟成され、最高の時にブレンドされました。

その味わいは、クリスティーズ(オークション会社)が「1914年以前のバーガンディーを彷彿させる」と絶賛しました。

不定期で極僅かだけリリースされますがもう2度と出会えないかもしれません。

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奇跡の80年

シャトー・ポーレ社の創業は1848年にさかのぼり、コニャック地方、スゴンザックの町の城館、シャー・ポーレを本拠としたことが社名のルーツであります。

シャトー・ポーレ社は自社畑を所有していないネゴシアンであり、長期熟成された優れた原酒を多く所有しております。

こちらは希少なボリドリ地区産100%コニャック

奇跡の80年以上の熟成です。

正確には樽熟成の限界の50年前後でガラス製の容器に移されパラディと呼ばれるシェ(蔵)にてまた30年ほど深い眠りについていたはずです。

コシが強く、豊満な花の様な香りが特徴で、他に類のないコニャックの逸品です。

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コニャックのキーモルト!?

ヘネシー社が発売したシングル・ディスティラリー・コニャックの一つです。

ヘネシー社契約蒸溜所のコニャックで、ヘネシー社コニャックの洗練された味わいを作ってきた立役者であり、ヘネシー社がその個性を紹介すべくリリースしたものであります。

ブレンドウイスキーのキーモルトのようなものだと思って下さい。

シングル・ディスティラリー・コニャックは1998年3つの銘柄、カン・ロマン、イザンバール、ル・プーが発表され「Selected by Hennessy」のラベルが付きます。

約100年の歴史を持っているカン・ロマン蒸留所は、リモージュとアングレームのほぼ中間にあるローマ皇帝アグリッパが作った道路沿いに位置します。

カン・ロマンとは「ローマの駐留地」という意味。

後味はスッキリとして深い、力強い味わいのコニャックです。

今、原酒の貯蔵余力がないのかこのような試みは無くなりましたね。

ジャーディン時代のボトルです。