ムートンのカシス!?
ゲストをもてなす際に使われるプライベート用の秘蔵品で、本来は出回らないボトルです。
シャトー・ムートン・ロートシルトでは、ムートン専属の庭師によってシャトーの庭で丁寧に育てられた葡萄以外のフルーツを使って、ごく少量ですがワイン以外のアルコールを造っています。
これはそのひとつで、カシスを使用して造られるリキュール。
果実は7月初めに完全に熟した状態で収穫され、まずは庭で選別が行われ、ワイナリーでも2度目の選別を行った後で潰されます。
その後、シャトー・ムートンのワインを蒸留し造ったオー・ド・ヴィーとともに、オーク樽に約50日漬け込んだ後、圧搾。
その際、果皮は取り除かれジュースのみの状態にして、1リットルあたり250~300gのシュガーシロップが加えられ、瓶詰めされます。
このように丹念に造り上げられたことにより、よく熟した果実の香りと凝縮感のある味わいが、見事に表現されています。
常温のストレートで味わうのが最もその香りを堪能できる愉しみ方であり、少し高いアルコール度数が消化を促進するため食後酒として最適です。
さらにシャンパーニュで割ってキールロワイヤルにするのも、この上ない贅沢と至福のひと時を味わえます。
女王様気分!?(笑)