月: 2016年8月

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モーリシャスの超熟成ラム!?

インド洋モーリシャスはオランダ、フランス、イギリスの植民地時代を経て1968年に独立、現在はイギリス連邦加盟国となっています。

よって多様な文化が融合しており、ラム造りにおいても型にはまらない酒造りの姿勢にも反映されています。

こちらのラムはシェリーで行われるソレラシステムにインスパイアされ、熟成年の異なる原酒をセラーマスターがブレンドいたしました。

原酒構成は【フレンチオーク25年熟成10%+ポート樽8年熟成25%+コニャック樽9年熟成 65%】となっており、古い原酒と若めの原酒がそれぞれを刺激、補完しあいながら進化した熟成ラムです。

国内流通は12本とのこと・・・

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唯一無二サルバドール・ダリがデザインしたブランデー

1964年、友人関係にあるオズボーン家のためにサルバドール・ダリがデザインした唯一無二の磁器ボトル

オズボーン家は老舗シェリー酒造

上質なアイレン種のみを使用し、伝統的な銅製のポットスチルで蒸留後、オズボーンの誇るペドロヒメネス樽にて10年間ソレラシステムで熟成させた最高峰シェリーブランデーです。

ペドロヒメネス樽の風味と完璧に調和しており、オズボーンの誇る古樽だからこそ生み出せる、滑らかで上品な極上の味わいです。

ふなっしーも大好きオジーオズボーンとは関係ありませんン・・・

失礼しました。

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ポールジロー幻のコラボレーション

1962年蒸留47年熟成!
単一年でブレンドすることなく、カスクストレングスで瓶詰め!
ポールジロー初のカラーラベル!

残念ながら今は無きネロダイコクヤさんとの幻のコラボレーションボトルです。

ポールジローさんが2009年の9月に2度目の来日を果たし、名古屋を訪れ、NERO DAIKOKUYAさんに立ち寄った際にトントン拍子に話が進みボトリングが決定。

酒質のイメージ・ノワール<黒>とNERO<黒>とのコラボレーションということで、エチケットも黒色のものに決定しました。

2009年時点で過去に単体でボトリングしたことはなく、他のコニャックにもブレンドしたこともない、世界で初めて商品化したコニャックです。

もちろん日本限定品であり日本でしか飲めませんし、ネロダイコクヤさん無き今となっては2度と発売されることもありません・・・

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あのムートンが本気で造った、なんとプラムのブランデー!

なんとムートンでは葡萄以外にプラムも栽培しています。

それも丁寧に4、5種類、アルザス産系クエッチ、フランス北東部メッツ産系ミラベル、フランス北東部ナンシー産系ミラベル、西洋系などを栽培しており、これらがこのオー・ド・ヴィーに使用されています。

収穫はワインのようにうに丁寧に手摘みで行われ、その後蒸留にまわされます。

それを15年ものあいだオーク樽と大瓶で熟成、全生産本数904本のみ・手書きロットナンバー入りの本気の逸品です。

もう1度言いますがリキュールではありません。
オードヴィー(ブランデー)なのです。
ここが凄いところ(笑)

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パーカーポイント満点100点の仰天コニャック

ワイン界のカリスマ 『ロバート・パーカー』氏が、05年07年、2回にわたり“100点”を付けた奇跡のコニャック

彼曰く、「私はコニャックの評論家ではないが、こんなにもスムースで、シルクのように滑らかで、アロマが溢れ、どんな人間をも納得させてしまうコニャックは、他に存在しない」と語り、このコニャックを絶賛、彼の公式ページにも掲載され、今だかつてない驚きの出来事として世界にその名を轟かせました。

原酒は1906年物が30%以上!!と1920年代をブレンドし、平均70年の長期熟成品。

1929年以前に作られた原酒で構成されているのでロット29なのです。

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幻のマール

もう31年も前、1985年に造るのをやめてしまったデュジャックが造った最後のマールです。

1975年から1979年の原酒(40年近く前!?)を約10年間熟成したもので特級畑(クロ・ド・ロッシュやクロ・ド・サンドニ等)の葡萄を使っています。

出会えることが奇跡!?

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なんと原酒は1900年から1920年までのものを使用しています!

あの5大シャトーワインのラフィットロートシルトが誇りをかけて厳選し、自社銘柄で発表したコニャック。

ボルドリを中心とした幾つかの生産者やネゴシアンから、厳選に厳選を重ね最良のバレルを購入し超超長期にわたりシャトーで保管・熟成され、最高の時にブレンドされました。

その味わいは、クリスティーズ(オークション会社)が「1914年以前のバーガンディーを彷彿させる」と絶賛しました。

不定期で極僅かだけリリースされますがもう2度と出会えないかもしれません。

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言わずと知れた世界5大シャトーのワインの1つムートン・ロートシルト。
そのワインから作られたブランデーです。

昨日ご紹介したロマネコンティ・マール同様マールとはジュースを搾った残りの葡萄をもう1度蒸留させたブランデー。

葡萄はもちろん全てムートンで収穫、醸造されます。

毎年、ムートンの若木からできた葡萄が数樽マール用に使われ、葡萄の搾り残しを2回蒸留し、15~30年間オーク樽で熟成。
そして瓶詰6ヶ月前に平均熟成年が20年になるようブレンドされてから出荷されるそうです。

2002年より不定期でリリースされています。