DSCF3539

コートのようにほっこり暖かい感じのするウイスキー・・・

バーバリー社のイメージに合ったウイスキーをとグラスゴーのバーンスチュワート社(Burn Stewart&Co.Ltd.)に依頼して製造されました。

90年代前半に日食さんの取扱いで流通していた現在終売ボトルです。

スチュワート社所有ディーンストンなどハイランドモルトを中心に12種類以上がブレンドされています。

ラインナップとしては、12年、14年、15年、17年、20年、27年がありました。

今となっては日食さんは2016年、スチュワート社も南アフリカの巨大飲料会社Distell(ディステル社)に2013年買収され無くなってしまいました。

心に沁みる優しいウイスキーです・・・

dscf3544

dscf3546

あまりに皆さまFBなどにアップされるのでblogでは大した話題ではないと一瞬投稿躊躇いたしましたが波に乗り遅れず行って参りましたとの事でウイスキーマーケットでございます。

しかもdouxbarはフレンチ系スピリッツがメインでモルトはそんなに揃えていないのですがこれも一つの勉強でございます。

しかしやはり昨今のウイスキーのプライスは異常ですね・・・

dscf3543

コニャックに関する法律を変えさせるほどの優良酒!!!

社名にあるA・Eは、創業者、アメデ・エドワール・ドールのイニシャル。

商品を全てナンバーで表示するのは創業者が競走馬が好きで所有し、活躍したそれぞれのゼッケンに由来するそうです。

1858年にジャルナックにて創業、紆余曲折あり休眠状態だったドール社を1980年代初頭現社長ジャック・リヴィエールによって買い取られました。

この会社の凄いところは19世紀初頭からの超超希少古酒コニャックを多量に所有しているところです。

コニャックは法律上アルコール度数40%未満はコニャックとしては発売することは出来ません。

コニャックは熟成の仕方によりますが年間1%弱ほどアルコール度数が下がるため超熟成古酒は40%を下回ってしまうことがあり販売出来ません。

しかしあまりの超優良希少古酒のストックゆえAEドールの為だけに法律を変更、40%以下でも販売ができる唯一のコニャックメーカーです。

左からNo’6.7.8. 35,40,45年熟成品です。

DSCF3537

077[1]

141-300x225[1]

033-225x300[1]

坊やには飲めない!?

フランス・ブルディヨン社の経営するマルティニークでも大手の蒸留所です。

高温のカリブ海マルティニーク島では古いヴィンテージ、まして70年代となるととても貴重です。

モルトと違いカリブ海周辺ではその熱い気候からエンジェルシェアが年間7~10%にも上ります。(モルトは2、3%)

100樽仕込んだとしても15年程の熟成で約20樽ほどに減少してしまうのです。

更にその分熟成も3倍早いと言われており、フレンチラムの世界では20年クラスの熟成物でもなかなか目にすることはできません。

更にこちらのラマニー、以前の投稿でもお伝えしましたがガンダムで作中、シャア・アズナブルがバーでラ・マニーを飲む描写があったことからラム愛好家にはシャアラムとして有名、人気です。(1979ではありません)

そしてそのバーでラマニーを飲みながら政権放送を見てシャアが放った有名な言葉が・・・

『坊やだからさ・・・』

DSCF3508

DSCF3512

フランク・ロイド・ライトも脱帽のデザイン!?

2001年21世紀の始まりに特別限定にて販売された本数限定のピュアモルトウイスキーの逸品。

当時サントリー所有百数十万樽の熟成21年を越える最長40年のモルト原酒樽から21種を吟味・厳選、それをヴァッテングしてつくられました。

山崎ミズナラ、上等なシェリー樽、パンチョンや今となっては大変珍しい白州のミズナラなどがヴァッティングされているらしく、今考えると相当贅沢なウイスキーです。

また木枠のホルダーも実際に使用した樽材のホワイトオークを用いて加工した特製木箱の豪華さ。

昨今のウイスキー事情を鑑みるともうこのような飛びぬけたワクワクするような商品は出てこないでしょうね・・・

DSCF3528

創設者パオロ・ベルタ氏に捧げるべく造られたベルタ最高峰‼

優良生産者の畑より厳選されたバルベラ・ダスティ、バローロ用ネッビオーロ種のビナッチャ(葡萄の搾り残り)を譲り受け蒸留。

19年3ヶ月ものあいだ熟成。

11年間は3000Lの大樽で熟成、残りはミディアム・ローストしたアリエトロンセ産の225Lのバリック樽で熟成させ、3年に1回新樽に移し替え様子を見る手の込みよう。

最高の原料、手間暇かけた熟成、ベルタの自信と誇りをかけた最高峰の逸品です。

DSCF3529

グラッパとしては奇跡の超長熟25年熟成!

こちらも有名ワイナリーのビナッチャ(葡萄の搾り残り)、モスカート、バルベラ、ネッビオーロ種を譲り受け蒸留。

アリエ・トロンセ産オークの225L樽に1982年10月に仕込み2008年2月に樽出しした超長熟25年熟成のグラッパです。

食後酒としては完璧な1本、至福の時を与えてくれます・・・・

DSCF3535

グラッパベルタの K.F.C!?

レシピは企業秘密。
通常のグラッパ、ヴィンテージグラッパ、ワインを蒸留したブランデー、そしてブドウの果実を潰して軽く発酵させそのまま蒸留したディスティッラート・ディ・ウーヴァをブレンド。

それぞれを個別に熟成させたものをブレンドしアリエ・トロンセ産225L樽の他、様々な種類の新樽に移して12ヶ月間熟成させボトリング。

グラッパでもブランデーでもディスティッラート・ディ・ウーヴァでもなく、それぞれの美味しさを結集して出来た最高傑作なのです。

DSCF3533

自社畑の誇り

自社単一畑“ロッカニーヴォ”産のバルベーラ・ダスティ種100%で造られたグラッパです。

ベルタは著名な生産者と結び付きが強く、そこから高品質のビナッチャ(葡萄の搾り残り)を譲り受け酒造りすることが多いのですがこちらは丹精込めて育てた自社葡萄から造られた逸品です。

アリエ・トロンセ産 225Lの樽で、7年3ヶ月間熟成。

DSCF3534

ベルタ版三本の矢!?

バローロ地区の3つの著名な生産者のヴィナッチャ(葡萄の搾り残り)を使用することからTRE(3)、太陽の恵みがグラッパに力強さを与えてくれるということでSOLI(SOLE太陽)という意味のネーミングです。

バローロ用ネッビオーロ種100%

アリエ・トロンセ産225Lの樽でで 7年3ヶ月間熟成。

贅沢な1本ですよね。